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ほんのとくしゅう 2013年
2月 おに
2月3日は、節分(せつぶん)です。「おにはそと、ふくはうち」の声とともに、まめをまき、福(ふく)をよびこみ、ことし一年のしあわせを ねがいます。2月は、おにの本をしょうかいします。みなさんのうちでは、まめまきを おこないますか?地方によっても、まめまきのやり方が、ちがうかもしれません。
節分がすぎれば、翌日(よくじつ)は立春(りっしゅん)。春は、もうすぐです。
オニじゃないよおにぎりだよ
シゲタサヤカ/作 えほんの杜 2012年(えほんちゃいろ)
オニたちは、おにぎりが だいすき。にんげんたちに おいしいおにぎりを とどけるべく、まちへむかったのですが、にんげんたちは オニたちをこわがって、にげてしまったのです…。
たのしい おはなしで、オニたちのおにぎりが たべたくなります。
だいくとおにろく
松居直/再話 赤羽末吉/画 福音館書店 1967年(えほんだいだい)
だいくは、むらびとに、かわに はしをかけてくれるようにたのまれた。すると、おにがあらわれ、めだまを よこせば、だいくにかわって はしをかけてくれるという。だいくは、いいかげんな へんじしか しなかったのだが、はしは あっというまに、できあがってしまった。
ヒサクニヒコの不思議図鑑(1) オニの生活図鑑
ヒサクニヒコ/著 国土社 1991年(381ヒ)
むかしばなしにでてくるオニ。ふだんは、どんなくらしを しているのでしょう?この本によれば、山オニ族と海オニ族がいて、それぞれ、食べ物をとったり、仕事をしたりして、くらしています。山オニ族は、山でとれる金属で、金棒(かなぼう)をつくったり、海オニにとって、イルカは友だちなので食べなかったりするのだそうです。
だんだんのみ
長谷川摂子/文 福知伸夫/絵 岩波書店 2004年(えほんだいだい)
はらがいたくなって こまった おとこは、おしょうさんにそうだんすると、はらのなかに むしがいるので、かえるを のみこめばいいという。ところが、こんどは、かえるが はらのなかで、うごきまわる。おしょうさんは、きじをのみこめばいいというので、おとこは きじも のみこむが、しかし…。
ふくはうち おにもうち
内田麟太郎/著 山本孝/画 岩崎書店 2004年(えほんちゃいろ)
「おにはそと ふくはうち」という こえがきこえる ゆきのよる。おとこは、さむくて ないていた おにたちを いえに まねきいれ、さけを すすめた。やがて、さけに よって、うたをうたい おどりだすと、にぎやかなようすに ふくのかみも ひかれて、やってきた。
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