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ほんのとくしゅう 2013年
6月 あめ
6月はつゆのきせつ。
空からふりつづく雨・・・。雨にはいろいろあります。つめたい雨、あたたかい雨、めぐみをもたらす雨、大こうずいになるこわい雨・・・。
今月は雨の本をしょうかいします。
まいにち雨ばっかりでいやだな・・・そとであそびたいな・・・とおもってしまうひとも、おうちでたくさん本をよんでみませんか。雨のことをいっぱい知ったら、雨の日がたのしくなってくるかもしれませんよ。
あめのひの ころわん
間所ひさこ/作 黒井健/絵 ひさかたチャイルド 1986年(えほんちゃいろ)
ころころかわいい、こいぬのころわん。おかあさんから、あめのひはハクションがくるから、そとにでてはいけませんといわれました。でも、おうちのなかでじっとしていられないころわんは、こっそりそとにでていってしまいました…。
あまやどり(新自然きらきら5)
七尾純/文 久保秀一/写真 偕成社 2002年(えほんみどり)
あめがだいすきなかたつむりは、ふりだしたあめに大よろこびでさんぽにでかけます。でも、むしたちはみんな「あまやどり」をしなくちゃといそがしそう。あまがえるだけは、いっしょにあそんでもいいといいますが…。しゃしんとおはなしがいっしょになった、しぜんかんさつえほんです。
あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ
メイ・ゲアリック/文 レナード・ワイスガード/絵 岡部うた子/訳 金の星社 1992年(えほんあか)
あめがふっているとき、どうぶつやこん虫はどのようにすごしているのでしょうか。もぐらは土の中、みつばちはすであまやどりできるけれど、ねこは、へびはどうしているのでしょう。やわらかいいろでかかれたさしえと、詩のような文がうつくしいえほんです。
大洪水!! あばれ川とたたかった男
高村忠範/文・絵 汐文社 2011年(えほんちゃいろ)
江戸時代の終わりごろ、天竜川は大雨がふるとかならず大洪水をおこしていた。家も田んぼも畑もみんな流されてしまい、村人たちの苦しみは長くつづいた。「川がどんなにあばれても大丈夫なように、りっぱなてい防をつくろう」一人の若者が心に誓った。そして…。ほんとうにあった話。
ほら あめだ!
フランクリン M.ブランリー/作 ジェームズ グラハム ヘイル/絵 安成哲平/訳 福音館書店 2009年(えほんみどり)
あめはそらからふってきます。よくみると、あめはくものなかからふってきます。でも、どうしてあめは、くもからふってくるのでしょう?くもは、かぞえきれないほどのちいさな、みずのつぶからできていて…。あめがどうやってつくられるか、そのひみつがわかります。
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