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ほんのとくしゅう 2013年
12月 ふゆのほん
ふゆがやってきました。
さむくなって、お日さまもはやくしずんでしまうので、おうちですごすじかんがながくなりますね。
あたたかいへやの中で、本をよむのはいかがですか? おうちにいながら、ものがたりのせかいにあなたをつれていってくれますよ。
今月は、「ふゆのほん」をとくしゅうします。あたたかなきもちになるような、すてきな本を集めました。
雪の女王
ハンス・クリスチャン・アンデルセン/原作 西村書店 1987年(えほんあか)
まずは、この表紙の女の人をごらんください。この人が「雪の女王」です。
きれいだけれどずいぶんとひんやりつめたそうな女の人。
ある雪の日、男の子のカイは雪の女王にさらわれてしまいました。
カイのおねえさんゲルダは、カイをさがしにでかけます…。
つきよのぼうけん
エドワード・アンディゾーニ/絵 徳間書店 2004年(えほんあか)
あるふゆのひ、ごみばこにすてられてしまったおもちゃのにんぎょうたち。
おつきさまがみまもるよるに、ごみばこをとびだしてぼうけんにでかけます。
あたらしいおうちをめざして、おもちゃのきかんしゃにのって、しゅっぱつしんこう!
おふとんのくにのこびとたち
おちのりこ/さく 偕成社 2005年(えほんちゃいろ)
おねつのひさこちゃんが ねていると、おふとんのうえに わあ! ゆきのやまがあらわれました。こびとたちはそこでスキーをしています! ひさこちゃんにきづくと、こびとたちは、なにかつくりはじめました。
ふくろうくん
アーノルド・ロベール/作 文化出版局 1976年(930ロ)
びっくりしているみたいに大きな目がとくちょうてきなふくろうくんの、しずかなまいにちのおはなしです。たとえば、あるさむい雪の夜、ドアをたたく音がして、だれかと思ったらおきゃくさまは「ふゆ」。入れてあげたら「ふゆ」はいえのなかをあばれまわって…。でもふくろうくんはあわてません。
雪わたり
宮沢賢治/作 岩崎書店 2004年(913ミ)
教科書にのっているお話としてゆうめいですが、よかったらもういちど声に出して読んでみてください。「キックキックトントン」は大人になっても忘れられない、雪の上を歩くときに言ってしまうことばです。いちど、「きつねのげんとう会」によばれてみたいものですね。
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