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ほんのとくしゅう 2015年
4月 いぬの本
春になりました。外にでると、さんぽしている犬たちもうれしそうですね。犬は、よくみかける生き物です。かわいらしい犬、ちょっとこわそうな犬、ピンチのときに守ってくれそうな犬。いろいろな犬がいますね。本の中にも、いろいろな犬が登場します。犬と生活したことのある人にも、ない人にも、「友だちになりたい!」と思えるような犬の物語をご紹介します。(永福図書館作成)
ろくべえまってろよ
灰谷健次郎/作 長新太/絵 文研出版 1975年(えほんちゃ)
まっくらでふかいあなにおちてしまった、いぬのろくべえ。それをみつけた、いちねんせいのこどもたち。どうしよう。どうしよう。
「ろくべえ、がんばれ。いまたすけるからな!」でも、どうやってたすけよう…。
いいほうほうは、みつかるのでしょうか?
やっぱりノミタくん!
ヘレン・スティーヴンズ/さく せなあいこ/やく 評論社 2014年(えほんあか)
なまえもおうちもない、ひとりぼっちのいぬ。あるひ、ひとりぼっちのおとこのことであい、だいのなかよしになります。でも、おとこのこはひっこしをすることに!このまま、あえなくなるの? おたがいをたいせつにおもいあう、こころあたたまるものがたり。
しっぺいたろう
香山美子/文 太田大八/画 教育画劇 2000年(えほんだいだい)
ばけものがすむ村に、たびのぼうさんがやってきた。ばけものがこわがるのは、しっぺいたろう。ぼうさんはたんばのくにまで、しっぺいたろうをさがしにいった。ところがやっとみつけたしっぺいたろうは、なんといぬ!いぬが村人たちをたすけることができるのか?
(たんばのくには、いまの京都府北部)
狛犬の佐助 迷子の巻
伊藤遊/作 岡本順/画 ポプラ社 2013年 (913イ)
明野神社の狛犬には魂が宿っている。その魂とは150年前に狛犬「あ」を彫った石工の親方と、「うん」を彫った弟子の佐助。佐助は、ある青年の悩みを知り「助けたい!」と思うが、動けず話せない狛犬が、どうやって現代の人々と交わっていくのか?
テンポよく読めるファンタジー。
おかあさんのそばがすき 犬が教えてくれた大切なこと
今西乃子/著 浜田一男/写真 金の星社 2013年(600イ)
「動物をかう」ということは、家族として、その命をあずかること。この本は、蘭丸(らんまる)という一匹の犬が、家族になった日から天国にたび立つまでの日々を、写真とともにつづっています。犬をかっている人、これからかいたい人に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
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