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ほんのとくしゅう 2016年
9月 そら・空・宙
9月は秋晴れがつづき、空がすんでおり、空気もきれいな季節です。
毎年9月20日は「空の日」。今年のお月見(満月)は、9月15日。と、空を見上げる機会が多くなります。
顔を上げると空が見え、雲が見え、星が見え、宇宙が見え、どんどん世界が広がっていきます。
そんな世界を本で楽しんでみてください。(宮前図書館作成)
星どろぼう
アンドレア・ディノト/ぶん アーノルド・ローベル/え やぎたよしこ/やく ほるぷ出版 2011年(えほんあか)
空にはしごをかけて、星をぬすんでしまったどろぼうから、星をとりもどそうとする村人たち。わなをしかけて、どうにか星をとりかえしたものの、星はかんたんに空にかえっていきません。どうやったら、星は空にもどるのか、村人たちはなやみます。アーノルド・ローベルのあたたかみのある絵とアンドレア・ディノトのユーモラスな語り口が、ゆめの世界へつれていってくれます。
空のおくりもの 雲をつむぐ少年のお話
マイケル・キャッチプール/文 アリソン・ジェイ/絵 亀井よし子/訳 ブロンズ新社 2012年(えほんあか)
雲から糸をつむいで、布をおる少年。朝の雲からは金色の糸を、昼の雲からは真っ白な糸を、夕やけ雲からはあかね色の糸をつむぎます。それは空からのおくりものなので、少年はひつような分だけを使い、布をおっていました。ある日、少年の雲でおったマフラーを見た王様は、たくさんの布をおることをめいじます。しかたなく少年がおりはじめると、空からどんどん雲がなくなっていきました。雲がなくなるといったい、どうなるでしょうか?つづきは、本をよんでね。
ノンちゃん雲に乗る
石井桃子/著 福音館書店 1997年(913イ)
ノンちゃんは小学二年生。おるすばんがかなしくて、なきながら池まで走ると、そこには大きな雲がうつっていました。のぞいているうちに、いつのまにか雲にのっています。雲はやわらかくてフワフワで、あるくと足がしずみます。その雲の上には、しらがのおじいさんがいてノンちゃんはいろいろなおはなしをしました。雲の上でのおはなしは、空色のインクでかかれています。まだ戦争の始まる前のおだやかなころの物語です。
宇宙 そのひろがりをしろう
加古里子 /ぶん・え 福音館書店 1980年(440カ)
この本は「宇宙」についての本なのに、はじめに出てくるのは「ノミのジャンプ」についての話です。人は虫や動物のように、自分で高くとんだり、早く走ったりはできないけれど、やがていろいろな方法で高く・遠くへ行けるようになります。その遠い宇宙へつれて行ってくれる本です。ずいぶん前に書かれた本ですが、今話題の「はやぶさ」や「宇宙ステーション」につながる本です。みんなが大人になるころには、どうなっているのでしょうか?
星座を見つけよう
H.A.レイ/文・絵 草下英明/訳 福音館書店 1980年(440レ)
夜空にかがやくたくさんの星たち。その星を線でむすぶと、いろいろな形に見えてきます。星座ってどうやって見つけたらいいのかな?季節によって見える星座はちがうのかな?小さなかわいいふたごの男の子たちが、星空のあんないをしてくれます。いっしょに楽しく星をながめてみましょう!!
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