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ほんのとくしゅう 2017年
9月 月
夏もおわり、月や星がきれいに見えるきせつになりました。「月見」は9月のき語(はいくにつかわれる、きせつをあらすことば)でもあります。
わたしたちにとって、とても遠くにいるけれど、身近なそんざいでもある「月」。今年の十五夜は10月4日。今月は、よんでから夜空を見上げれば、きょねんより、もっともっとお月見がたのしくなる本をそろえてみました。(柿木図書館作成)
おつきみうさぎ ピーマン村の絵本たち
中川ひろたか/文 村上康成/絵 童心社 2001年(えほんちゃいろ)
のはらにすすきをとりにきたみんなは、ふしぎなうさぎをみつけて、ようちえんにつれてかえりました。でも、なんだかげんきがありません。しんぱいしながら、おつきみのじゅんびをするみんな。そして、おつきみのじかん。のぼってきたおつきさまをみて、みんなはびっくり! ところが、うさぎは…。
お月さまってどんなあじ?
マイケル・グレイニエツ/絵と文 いずみちほこ/訳 らんか社 1995年(えほんあか)
お月さまって、どんなあじなんだろう? よる、お月さまをみあげながら、いつもそうおもっていた、どうぶつたち。あるばん、ついに、お月さまをかじろうと、たかい山にのぼっていきましたが、お月さまには、なかなかとどきません。でも、みんなでちからをあわせたら、ついに…! いったいどんなあじだったのかな?
パパ、お月さまとって!
エリック=カール/さく もりひさし/やく 偕成社 1990年(えほんあか)
あるばん、お月さまとあそびたくなったモニカは、パパに「パパ、お月さまとって!」とおねがいしました。そこでパパは、ながいはしごで、そらのうえのお月さまにあいにいくことに。でも、お月さまはとってもおおきくて…。お月さまは、じぶんをモニカのところへつれていくほうほうをおしえてくれますが、それは…?
月の満ちかけ絵本
大枝史郎/文 佐藤みき/絵 あすなろ書房 2009年 440オ
月の満ちかけはどうしておこるの? 夜ごと変わりゆく月のすがたとそのふしぎを、新月から明けの三日月まで、ひとめぐりしながら、わかりやすく教えてくれます。月の形にまつわる言い伝えや、風習などもごしょうかい。読んだらきっと、今夜のお月さまが、まちどおしくなるかも。
竹取物語 かぐや姫のおはなし (角川つばさ文庫)
星新一/訳 KADOKAWA 2017年 913タ
日本人に最もよく知られている月のお話といえば、「竹取物語」かもしれません。でも詳しい内容は…という人も意外と多いのでは? そんな人におすすめなのが、この本です。読みやすい現代語訳と、新たな見方を教えてくれる訳者のエッセイで、本当の「かぐや姫」の物語へと誘ってくれます。原文付き。
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