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いま、この本 2013年
5月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、中央図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
幕が上がる
平田オリザ/著 講談社
地区大会を勝ち残れない演劇部で、さおりは部長、作・演出をやっている。新学期になると、この春まで学生演劇で女優をしていたという美術教諭が赴任してきた。。
副顧問にと口説き落とすと、美術教諭は言った。
「行こうよ、全国大会」。
青春に人間関係や自意識の悩みはつきものだ。でも、それを描くことが「高校生らしい高校演劇」なのか? 演劇におけるリアルとは?劇団旗揚げから30年、演劇界の一線で走り続ける著者による真の演劇部小説。
シフト
ジェニファー・ブラッドベリ/著 小梨直/訳 福音館書店
高校卒業後の夏、クリスは、親友ウィンと自転車でのアメリカ大陸横断を試みた。しかし、二人は目的地の西海岸にあともう少しのところで、別れてしまう。大学入学のため、ひとりで帰ってきたクリスを、FBI捜査官が訪ねてきた。ウィンが失そうしたという。嫌疑が自分にかかっているのだ。
少年が大人になる、その成長を描く物語。
青い鳥文庫ができるまで
岩貞るみこ/作 講談社
講談社青い鳥文庫の編集室を舞台に、架空の本「白浜夢一座がいく!」(本当にありそう!)を作る過程を描いた、事実度99%以上のお話。
1冊の本ができあがるまでに、こんなにたくさんの人が関わって、さまざまな工程を経ているのか!と、驚きます。編集の仕事の苦楽や、出版社としてのこだわり(ルール)、作家さんの執筆進行具合によるハラハラドキドキのドラマ……読みどころは盛りだくさんです。
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