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いま、この本 2013年

6月 

毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、中央図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。

エリザベス女王のお針子~裏切りの麗しきマント

エリザベス女王のお針子~裏切りの麗しきマント

ケイト・ぺニントン/作  柳井薫/訳  徳間書店

主人公のメアリーは才能に恵まれながらも、好きな針仕事に専念できず、下働きをする毎日。そんなある日、領主の甥ローリーがやってきます。失ってしまったエリザベス女王の寵愛を取り戻したいという彼の望みをかなえるため、父と一緒に、前代未聞の豪華なマント作りに励みます。 ある夜、女王暗殺の計画を立ち聞きしてしまい…。不安を抱え、ときに希望を失いそうになりながら懸命に生き、女王の暗殺を防ごうと奔走するメアリーの姿を描いたロマンティックでスリリングな物語。

口語訳 遠野物語

口語訳 遠野物語

柳田国男/著 後藤総一郎/監修 佐藤誠輔/口語訳 笹村栄一/挿画  河出書房新社

昔ばなしではあるけれど、つくりばなしではない本当のはなし。昔は神様や、妖怪や、死者の魂といったものと人間はたびたびふれあっていたようです。岩手県は遠野に伝わる少し不思議で少し怖い物語は淡々と綴られて、それがまた「本当かもしれないな」という気持ちにさせられます。信じられないことが起きたとき「こんなこともあるさ」と片付けてしまいがちですが、もしかしたら不思議な現象が起きているのかもしれません。人間関係や日常に疲れたときに。

写真の読み方~初期から現代までの世界の大写真家67人

写真の読み方~初期から現代までの世界の大写真家67人

イアン・ジェフリー/著 伊藤俊治/監修 内藤憲吾/訳  創元社

携帯電話の出現で、写真は以前よりずっと気軽で身近な存在になりました。写真を撮るのも撮られるのも、いまや日常的な行為です。この本では世界の大写真家67人の作品で、写真の歴史を初期から現代まで駆け抜けます。今ほど写真が気軽でない時代の「渾身の一枚」が見られます。「いい写真」「すごい写真」とは何なのか? アカデミックに解説されています。人とは違った写真を撮りたい方、撮るのも撮られるのも好きじゃないけれど、写真を見るのは好きな方へ。

世界のどこでも生き残る完全サバイバル術~自分を守る・家族を守る

世界のどこでも生き残る完全サバイバル術~自分を守る・家族を守る

マイケル・S・スウィーニー/著 ナショナル・ジオグラフィック/編集  日経ナショナルジオグラフィック社

辛いことや苦しいことは嫌いなのに、このような本はわくわくして読んでしまう…。「湿地と熱帯雨林」や「砂漠」なんかに行く予定はないけれど、シェルターの作り方や食べられる虫や草なんかを読んでいると、そんな所に居る自分を想像して楽しくなります。厳しい環境では持っている道具を使ってなんとか切り抜けようというサバイバル術ですが、それは極地だけでなく日常のピンチでも同じこと。「知っていること」は最大の道具となるでしょう。

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