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いま、この本 2014年
5月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、方南図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
あきらめないで行こう 中学生・高校生の君たちへ
滝口仲秋/著 本の泉社
脊髄腫瘍によって、車イス生活を余儀なくされてしまう著者。どんどん後向きになり、みじめになってしまいます。しかし、ほんの少しの間の人との出会いや考え方を変えることなど、本当に何でもないちょっとしたことの積み重ねで前向きになっていくのです。辛いこともあるだろうがあきらめずに一歩一歩進んでいくことが大事、と教えてくれる一冊。
Girl’s, Be… 女子がくじけないための小さなバイブル
松本えつを/著 PHP研究所
どうしてもやる気が起きないとか、自分がキライとか、信じるなんてもうムリとか思うことはないですか。気軽に人に話せない悩みや迷いがあって落ち込んでしまったとき、味方になってくれる本があったら少しは気が軽くなるかもしれませんよ。
女の子がくじけないで人生を歩んでいくためのヒントを、おかあさんが語りかけるようにやさしく教えてくれる本です。
学校では教えてくれない人生を変える音楽 14歳の世渡り術
雨宮処凛ほか/著 河出書房新社
作家、漫画家、芸人、アイドル等26名が、それぞれの心を動かした音楽を紹介しています。どの人の話を読んでも、音楽には人生を支える力があるということが伝わってきます。
――「楽しむ」という本来の目的を越えて、奇蹟的な邂逅(かいこう)が自分自身に大きな変化をもたらすことが稀にある。(又吉 直樹「二十三歳の僕を救ってくれた曲」より)
邂逅とは、思いがけず巡り合うという意味。音楽に秘められた力の秘密を教えてくれる一冊です。
木曜日は曲がりくねった先にある
長江優子/著 講談社
中学受験に失敗し冬眠を決意したミズキは、休憩時間はいつも一人。授業中も寝てばかりいました。
そんな学校生活でしたが、体育祭をきっかけになんとなく一緒に過ごす友達が出来ます。なりゆきで理科部に所属することになりまったく興味のなかった鉱物の魅力に触れ、また数年ぶりに再会した小学校時代の同級生の内面にも触れ、ミズキはまわりの世界のかがやきに目を向けはじめるのです。
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