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いま、この本 2015年
6月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、高井戸図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
ニャンダフル!ことわざ100選
ネコまる編集部/編 辰巳出版
普段会話の中で何気なく使う「ことわざ」。大人でも実は本当の意味とは違った使い方をしてしまっていることがあるようです。
先人たちの知恵があふれることわざの奥深さを、とにかく愛らしいニャンコたちの案内で、正しく知ってどんどん使ってみましょう。
希望の牧場
森絵都/作 吉田尚令/絵 岩崎書店
この絵本は、東日本大震災の後発生した原発事故によって「立ち入り禁止区域」になった福島県浪江町にある「希望の牧場・ふくしまのことの絵本。逃げられなかった牛たちは次々に死んでいった。そんな中、牧場にとどまり、残された牛たちを守り続けている牛飼いの姿に胸を打つ。エサ不足が深刻になりながら牛たちを生かす取り組みが続いている。
戦争するってどんなこと?
C.ダグラス・ラミス/著 平凡社
最近、世界が物騒だ。9.11以来、世界中でテロ対策が強化され日本でも集団的自衛権を認め、軍事防衛の幅が広がっている。
はたして、日本は戦争ができる国になってしまうか。敗戦国・被爆国の日本は武力を排除できるのか? 近い将来、日本の中心となるYA世代にぜひ、考えてもらいたい。
ABC! 曙第二中学校放送部
市川朔久子/著 講談社
みさとと古場の2人だった放送部に3人の新入部員が加わった。昼休みの放送も順調にすべり出したある日、顧問の須見先生から全国放送コンクールの出場が告げられる。さっそく地区予選めざして準備を始めたが、みさとは気がかりなことがあった。それはどうやら、かなりの実力者らしい葉月が表舞台に出ようとしないこと。地区予選へのエントリーが近づき、次第に葉月の過去があらわになってゆく。
女性画家10の叫び
堀尾真紀子/著 岩波書店
これまで美術史上に名前を残した女性画家は少ない。「才能とはひとつの義務である」という祖父の言葉を支えに苦難の道を生きたケーテ・コルヴィッツ。天才画家といわれながら早逝した夫・好太郎の「魅力ある絵を描け」という言葉を胸に子育てしながら、自らの絵の世界を切り開いた三岸節子。女性が画家として生きることが難しい時代、自分の表現を求めて戦い生き抜いた10人の女性たちの人生を紹介。
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