いま、この本　2015年

本屋の店員さんは、本を愛してやまないプロ中のプロ。そんな現役の店員さんの直筆キャッチコピーとともに、どの本も愛情深く紹介されています。パラパラとめくってみるだけで、いい本を紹介したいという熱い想いが伝わってくるのではないでしょうか。
「この本の次に読むならこの一冊」もついているので、ヤングアダルト世代の皆さんの本の手引きとして最適な一冊です。

毎日学校へ通ってはいるけれど。親や先生は勉強しなさいと言うけれど。いったい僕たちは、何のために勉強しているのだろう。いい大学に入るため？　でも学校の勉強なんか役に立たない、という人もいます。家族も先生も友だちも、勉強することに対してはそれぞれの意見を持っています。
考えれば考えるほど分からなくなってしまうけど、やるからには納得したうえで自分の時間とエネルギーを注ぎ込みたいものですよね。
この本の中で、あなたの心にぴったりくる答えはみつけてください。

読み書きが特に苦手な学習障害「ディスレキシア」を知っていますか？　主人公フォスターは、そんな問題を抱える中学生の女の子。一方ではケーキ作りが大好きで、食べた人の目を輝かせるほどおいしいマフィンを焼く特別な才能を持っています。
ある日図書館で憧れのパティシエのレシピ本を見つけたフォスターは、それがどうしても読みたくて、避けていた「字を読む練習」を始めることに。
人に勇気と幸福をもたらすのは、あったかくてふわふわのおいしいケーキ！　読んだら元気が出る物語です。