いま、この本　2016年

7月　

毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。（今月は、下井草図書館が担当）
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね

アーサー・ビナード／著　　　　光文社新書

詩、俳句、エッセイ、翻訳と、さまざまな分野で言葉を巧みに表現する著者が、「もしも」と仮定することによってもたらされる壮大な想像力や、可能性に注目した一冊。「もしも」が生みだす力は、わたしたちの常識や規制概念を、もっと自由で柔軟なものにしてくれるのかもしれません。

石川宏千花／著　　小学館

エミリアはある日、不思議な東洋人の少年レオと出会う。異質な雰囲気を身にまとう彼は、とある丘で墓守りをしているというが…。生や死、罪と罰などを扱ったダークファンタジー。予想外な展開や、魅力的なキャラクターたちが繰り広げるその世界観にぐっと引き込まれます。

講談社／編　　講談社

今年はオリンピックイヤーです。2020年には東京での開催も決まり、オリンピックへの関心が高まります。本書は、オリンピックとパラリンピックに関する全大会の記録と、名アスリートたちが繰り広げた数々のドラマに注目した読みごたえのある1冊となっています。

沼澤茂美／作　脇屋奈々代／作　中島梨絵／絵　　　あすなろ書房

自分の星座の由来を知っていますか? わたしたちが何気なく目にする星座には、ロマンや情熱、悲哀に満ちた、たくさんのエピソードが秘められています。古来から語りつがれてきた、神々や動物たちがおりなす物語を美しいカラーイラストで分かりやすく楽しみながら学べる本です。

［ここまでが本文です。］