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いま、この本 2018年
7月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、宮前図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
わたしの空と五・七・五
森埜 こみち/作 山田 和明/絵 講談社
“しゃべりは苦手でもペンを持ったら本音をぶちまけられる者よ!文芸部に入るべし。” 中学生になったばかりの空良(そら)が初めて俳句にめぐりあい、先輩や友人と共に心を表現することを知る。上手く人と付き合えない空良が少しずつ友達との距離を縮めていくおはなしです。
マーシャの日記 ホロコーストを生きのびた少女
マーシャ・ロリニカイテ/著 清水 陽子/訳 新日本出版社
ナチスドイツに占領されたリトアニアで、ユダヤ人の女の子マーシャがゲットー(ユダヤ人が強制的に住まわされた居住地区)、そして強制収容所へと送られていく。 アンネ・フランクと同世代のマーシャも又、過酷な体験を日記に綴っていく。 “もし生き残ったら自分で話そう。そうでなかったらこれを読んでもらおう”と、13歳~17歳の苛酷な迫害のさなか、信念を持って書き続けた。 奇跡的に生還したマーシャは、一昨年2016年4月、88歳で他界する。ほんの少し前にあった、悲惨な歴史を知りえる真実の記録。
世界は変形菌でいっぱいだ
増井 真那/著 朝日出版社
変形菌って知ってますか? 南方熊楠も研究していた粘菌の一種で、名前に反して菌類ではなくアメーバの仲間なんだそう。5歳で変形菌に出会い、その「キレイとフシギ」に夢中になったのが、杉並区在住の著者・増井真那さん。高校生にして10年以上も変形菌と暮らす若き研究者です。この本は、その出会いから家で飼育を続ける毎日、日本学生科学賞・内閣総理大臣賞を受賞した研究のお話まで、著者の変形菌への愛がギュっと詰まった1冊。オールカラーで写真が美しく、文章もとても読みやすいです。ちなみに変形菌は、大自然の中だけじゃなく都会の街路でも発見できるそうですよ。本を閉じたら早速、変形菌発見の旅へGo!
カーネーション
いとう みく/作 酒井 駒子/画 くもん出版
母に愛されたいと強く願う娘と、娘を愛したいと願う母と、二人を守りたいと願う父がいる。三人の願いは叶うのだろうか? そして進むべき道は開けるのだろうか?
君の悩みに答えよう 青年心理学者と考える10代・20代のための生きるヒント
日本青年心理学会/企画 福村出版
「自分が本当にしたいことがわからない」「大学の勉強が将来にどうつながるのか」「就活はどこから手をつければよいの」など多くの若者が同じように持っている悩みに青年心理学の専門家が答えてくれています。生き方・学業・友人・親子関係など10項目に分け、様々なQ&Aを掲載しています。自分と同じような悩みも載っているかも。
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