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いま、この本 2019年
7月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、高円寺図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
脱・呪縛
鎌田 實/著、こやま こいこ/絵 理論社
医師・作家で、原発事故があったチェルノブイリや紛争地域、被災地などで多くの支援を行ってきた著者による、十代に向けたメッセージ。自らの経験や、これまで出会ってきた人たちの印象的なエピソードを交えながら、「環境」「仲間」「自縛」といった人生における呪縛から脱するヒントを語りかけています。悩んでいる人はもちろん、なんとなく心に疲れを感じている人にも、ぜひ手にとってほしい1冊。
部長会議はじまります
吉野 万里子/作 朝日学生新聞社
中学校の文化祭のために美術部が作ったジオラマが壊された! 文化部の部長が集まる会議で、次第に事件の真相が解明されていく。それぞれの部活動を引っ張る3年生一人ひとりから語られる、部長としての責任、スクールカーストや家族、恋愛への戸惑いと葛藤、最後の文化祭への思いが共感を呼ぶ。 後半は、翌年の運動部の部長会議を舞台にした『部長会議は終わらない』。体育室取り壊しという危機を、部長たちはどう乗り切るのか?
むこう岸
安田 夏菜/著 講談社
苦労して合格したエリート中学校で授業についていけずクビになった和真と、父を事故で亡くし生活保護を受けながら病弱な母と幼い妹の面倒を見る樹希。2人の中学3年生の、今まで互いにまったく知ることのなかった人生が激しくぶつかりあったとき、そこに生まれてくるものとは…。 差別や偏見について、幸せについて、将来について、家族について、悩んでいる人もそうでない人も、大人になる前のみなさんにぜひ読んでもらいたい1冊。
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