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いま、この本 2019年
9月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、成田図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
翻訳ってなんだろう?
鴻巣 友季子/著 筑摩書房
外国の名作と呼ばれるような本が日本語で読めるのは、翻訳のおかげですね。しかし、その翻訳も、英語の授業で習うような英文和訳(直訳)だったり、グーグルのような機械翻訳だったら、読んでそこまで感動を覚えないかもしれません。 翻訳とはいったい何なのか?その謎や魅力について紹介してくれる一冊です。
エヴリデイ
デイヴィッド・レヴィサン/作 三辺 律子/訳 小峰書店
毎朝違う人間の体で目覚め、一日が終わるとまた別の人間に意識が宿る、自分の体を持たない主人公・A。宿主の人生に過干渉しないように、毎日違う人間としてこれまでの16年間を生きてきた。けれど、5994日目、16才の少年・ジャスティンの体で過ごした日。リアノンという少女に恋をしたAは…。切ない恋愛小説です。
地図を広げて
岩瀬 成子/著 偕成社
別居していた母親が亡くなり、4年前に離れた弟とまた一緒に暮らすことになった中学生の鈴。弟との距離感に迷い、何かしなくてはと思いたつと、学校でも家でも気持ちがだらんとなってしまう。もやもやとした気持ちや感覚を抱きながら、新しい家族のかたちを少しずつ探していく。主人公鈴の目線や気持ちの表現が丁寧に描かれ、「自分もこんな風に感じたことがあったな」と思い出す作品です。
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