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いま、この本 2019年

10月 

毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、西荻図書館が担当)在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。

ひとりで、考える 哲学する習慣を

ひとりで、考える 哲学する習慣を

小島俊明/著  岩波書店

 2020年度、これまでのセンター試験に替わって自分で答えのない問題を主体的に考える論述試験が行われるようになります。そのため、「探求型学習」、「哲学対話の授業」などへの関心が高まっています。本書ではフランスの事例をもとに、第1章では「個」の、第2章では国際バカロレアと大学入試から「哲学すること」の、第3章では「想像力」の大切さについて論じています。巻末に「ひとりで、考える」ためのブックリストがあります。

天使のにもつ

天使のにもつ

いとう みく/著  童心社

斗羽風汰は中学2年。風汰は、6月の職場体験にまったく興味が持てない。担任にせかされ、いいかげんに選んだ職場は、「エンジェル保育園」。はじめて保育園にきた風汰はため息をついた。「マジミスった。なんだってオレ、こんなとこ選んじゃったんだろっ」しかし、保育園で子どもたちとすごすうちに、風汰の気持ちは変わっていく…。5日間の職場体験の物語。

化石ハンター

化石ハンター

小林 快次/著   PHP研究所

現在、世界的な恐竜学者である著者の小林さん。彼はもともと、恐竜が好きな少年ではなかった。大学も流されるままに選び、将来は会社に就職し家庭を持つという、普通の姿を漠然と思い描いていた。そんな「何もない自分」から、どのように脱出したのか?それは、ささいなきっかけだった。三日坊主でもいい、夢を持たなくてもいい…、目の前のことを大事にして、一歩一歩進んでいくのが一番の道だと、気づくことができる本。

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