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いま、この本 2020年

8月 

毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します(今月は、高円寺図書館が担当)。
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。

グレーテルの白い小鳥

グレーテルの白い小鳥

斎藤 洋/作 森泉 岳士/絵  偕成社

市立図書館の「児童読書相談コーナー」でアルバイトをしているわたし。そこでは、さまざまな人々との出会いがあり、訪れた人は不思議な体験などを語っていきます。斎藤洋のビブリオファンタジアシリーズの第3弾。背中がぞくっとする話もあり、気持ちがほわっとする話もあり、思わず小説の世界に引き込まれてしまいます。

男子が10代のうちに考えておきたいこと

男子が10代のうちに考えておきたいこと

田中俊之/作  岩波ジュニア新書

ジェンダー、男女の性別による差異については、女性側の視点で語られることが多くなりがちですが、本書は、男性側の視点で、かつ、10代の男子向けに最近の情報を交えながら、わかりやすく語られています。進路や将来について悩んでいる男子の皆さん、一般的に男性に期待される役割を果たすことを自分は望んでいるのか、また、それは誰にとってもの幸せにつながることなのか、一度立ち止まって考えてみるきっかけを与えてくれる本です。

ドーナツの歩道橋

ドーナツの歩道橋

升井純子/著  ポプラ社

高校1年生の麦菜は真面目で引っ込み思案。クラスになじんだり勉強について行ったり、自分のことで精一杯なのに、最近同居を始めたおばあちゃんのお世話まで任されて…。今まで知らなかった「老い」を目の当たりにしてショックを受ける麦菜ですが、クラスメイトの意外な一面に触れながら、自分の外の世界に気づき、受け入れて寄り添う強さと優しさを得ていきます。登場人物の思いが交錯する舞台となるドーナツ型の歩道橋は、札幌市の「菊水円形歩道橋」がモデルになっています。

博士の愛したジミな昆虫

博士の愛したジミな昆虫

金子修治・鈴木紀之・安田弘法/編著  岩波ジュニア新書

人間にとって見栄えのいい色も武器も持たないジミな昆虫たちには、あっとおどろくサバイバル戦略があった! なぜ外来種は爆発的に増えるの? 天敵の天敵は味方? 害虫はどこからが害虫? それを解明していく研究者たちの奮闘ぶりからは、虫への愛と研究への情熱がひしひしと伝わってきます。研究者になる方法や実験の手順などもわかって、進路選択やレポート作成にも参考になりそうです。

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