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いま、この本 2020年

9月 

毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、宮前図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。

ある日、透きとおる

ある日、透きとおる

三枝 理恵/作 しんや ゆう子/絵  岩崎書店

ある日、自分が透きとおって見えない存在になっていることに気付いた。 なぜそうなったのか? 自分は何者なのか? 何も分からない迷路に入り込んだが、一人だけ「私」の存在を感じ気づいてくれる人に出会う。 その人の協力で「私」は自分探しを始めることに。記憶を頼りにたどり着いた中学の吹奏楽部での出来事、友情や部活での立場。 親や先生との関わり合いで少しずつ思い出していく…自分自身から逃げ出したその日のことを。今、「私」になっているのはずっとなりたかった理想の自分。 では、ここに存在する透き通った「私」とはなんなのか? 自己肯定感を気付かせていく物語。

青春ノ帝国

青春ノ帝国

石川 宏千花/著  あすなろ書房

学校での居場所を見つけられず、惨めな気持ちで毎日を送る14歳の佐紀にとって、坂の上の古びた一軒家《科学と実験の塾》が唯一の希望だった。多感な中学時代のひりひりするような傷つきやすい心を持つ少女は、つまずきながらも勇気を出して前を向こうとするが、なかなかうまくいかない。眩しく見える同級生、強く大きく見える大人たち。裏側にあるそれぞれの事情に触れるうち、どんな人もある一面で存在していられるわけではないと気づいていく。青春という「帝国」をともに生き抜いてくれた「同志」、彼らと過ごした時間はかけがえのない日々となった。

いま生きているという冒険

いま生きているという冒険

石川 直樹/著  新曜社

高校生でインド一人旅、アラスカのユーコン河カヤック旅、北極から南極大陸への徒歩と自転車の旅、星を頼りにミクロネシア、最年少での世界7大陸最高峰登頂達成など、著者のこれまでの冒険の数々が語られます。 自然だけをたよりに進む航海術を学んだり、世界を素手で旅している様は読む者の想像を掻き立て、わくわくさせてくれます。 旅という冒険によって、いままで抱えていたさまざまな境界線が薄れ、何者でもないたったひとりの「わたし」を意識する瞬間。 小さな世界から、その先にある大きな世界を経験するきっかけになるかもしれません。

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