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いま、この本 2020年

11月 

毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、西荻図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。

12の問いから始めるオリンピック・パラリンピック研究

12の問いから始めるオリンピック・パラリンピック研究

坂上 康博/編著、くにとも ゆかり/イラスト  かもがわ出版

 皆さん、研究は好きですか? 研究というと勉強の延長線にあるようで苦手意識の方が多いかもしれません。けれど、まわりの物事について「どうして?」と思うことは、たくさんあります。それが研究の第一歩です。  この本は、「オリンピック・パラリンピック」について様々な「どうして?」や「どうなっているの?」を12の問いからクイズ形式も取り入れて研究しています。トピックスやイラストも多く、わかりやすく書かれています。  世界がひとつになる唯一のスポーツ祭典、真の目的はメダルの獲得だけでなく、「何か」ありそうですね。この本を読み終えたら「何か」を発見でき、研究の成果が生まれそうです。延期となった「東京オリンピック・パラリンピック」が待ち遠しい今、この本がおすすめです。

超入門!ニッポンのまちのしくみ

超入門!ニッポンのまちのしくみ

福川 裕一/監修、 青山 邦彦/イラスト、淡交社編集局/編  淡交社

 鳥になって、まちを見てみよう!  てっぺんが斜めに切れているビルや高層ビルの足下につくられたオープンスペース。まちには日本の法律によって「必然的にそうなった」建物や場所があります。  そういった身近だけど実はよくわかっていない「まちのしくみ」にスポットをあて、わかりやすい文章とイラストでやさしく解説しています。  明日からは、見慣れた町や風景がいつもとちがって見えるようになるかもしれません。

おじいちゃんとの最後の旅

おじいちゃんとの最後の旅

ウルフ・スタルク/作、キティ・クローザー/絵、菱木 晃子/訳  徳間書店

 がんこで、時々きたない言葉を使うことがあるので、ぼくのお父さんはあまり入院中のおじいちゃんのお見舞いに行きたがらないけれど、ぼくはおじいちゃんが大好きだ。おじいちゃんは、おばあちゃんが待つ天国へ行く前にきれいな言葉をつかえるよう練習している。  ある日、ぼくとおじいちゃんは、おじいちゃんがおばあちゃんと住んでいた家に、週末に戻って病院にもちこみたいものをとってくる計画をたてたが、それにはだれか大人の協力が必要だった。

答えより問いを探して

答えより問いを探して

高橋 源一郎/著  講談社

 講義録なので読みやすいです。講師は難しい問いを投げかけます。「自殺をしてもいいのか」「人を殺してはいけないのか」・・・。講師が過去に会った人々の、文章が紹介されたり、体験が語られたりもしています。「戦時中、戦勝祈願にみんなで行くことになったのだが、なんとなく浮かない感じになった・・」「ボランティアに行こうとなったとき、自分も、と思うがなんだかそんな気にならない・・」 なぜ人は、そんな説明のできないモヤモヤを抱えてしまうのか。 日ごろ感じている疑問、悩み等をもう一度見直すきっかけとなるかもしれません。「ぼくもあなたも、世界でたった一人の人間だから自分と他人とはちがっていてあたりまえ・・」。自分自身で考えることの厳しさ、大切さを教えてくれます。 

紙の心

紙の心

エリーザ・プリチェッリ・グエッラ/作、長野 徹/訳  岩波書店

 ある日、少年は図書室で本にはさまれた手紙を見つける。手紙を書いたのは、同じ研究所に暮らす少女。ふたりは直接会わないという約束をして、手紙のやりとりを始めた。お互いを「ダン」「ユーナ」と呼び、本当の名前も顔も知らないまま文通を続けるふたり。日々のできごとや気持ちを伝えているうちに、ふたりは強く惹かれあう。やがて、自分たち10代の少年少女が暮らす「研究所」に隠された、重大な秘密を知ることになる…。  イタリアの作家による、全篇が手紙の形で書かれた書簡体小説。

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