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本の紹介

おすすめ図書バックナンバー

家守綺譚

家守綺譚

梨木香歩/著  新潮社

物語の舞台は100年ほど前の日本。庭付き池付き一軒家の家守(いえもり)を任された「綿貫」が主人公。彼が家守として移り住む春から、およそ一年の日常が綴られる。その日常の中におかしな出来事が起こる。けれど、綿貫はいつでも飄々、淡々と出来事に対処する。人であろうとなかろうと、その態度は変わらない。
この物語は、目次の見出しがすべて植物名になっている。ひとつの話にひとつの植物が織り込まれ、物語中の出来事と共に印象を残す。植物の表現は巧みで、特にカラスウリの花の描写は美しい。カラスウリもこれなら文句ないだろう。
強さに裏打ちされた優しさは、何と魅力的なのだろう。最終話で綿貫の放つ言葉には、はっとさせられる。穏やかでユーモラスだけに終わらない物語。本で腹はふくれない。けれど、この物語には滋養がある。とても豊かな味だ。(方南図書館作成)

本の中のすぎなみバックナンバー

MPのジープから見た占領下の東京

MPのジープから見た占領下の東京

原田 弘/著  草思社

この本は、「MPライダー」という特殊な仕事を経験した、一警察官の目から見た戦後の焼け跡、混乱の時代の様子をまとめた記録となっています。著者は、長年にわたって杉並区に住み、杉並郷土史会会長も努めた原田弘さんです。
 原田さんは、終戦末期に杉並消防署に消防手(今の消防士)として勤めていましたが、終戦後は、警察官に転官することになり、連日MPジープに同乗し、憲兵(MP)とともに東京都内を巡回して、治安維持にあたっていました。
この時、著者は「戦争の傷痕がいたるところに残されていることをあらためて見せつけられた。」と語っていますが、そんな中でも、著者は慣れ親しんだ杉並を通過する青梅街道、占領軍がKアベニューと呼んでいたルートをパトロールするのが好きだったといいます。この頃の沿道の景色は、新宿から高円寺の都電車庫あたりまでずっと焼野原がつづき、馬橋から阿佐ヶ谷以西になると、戦災の被害は少なく、戦前の姿を残していたようです。また、荻窪駅周辺ではバラックのマーケットが建てられ人の波が溢れていたことや、荻窪署交番裏の都バスのターミナル休憩所でジープを降りて暖をとったことなどの想い出が語られています。
日本の多くの人たちにとって、終戦後の占領時代のことが忘れさられようとしている今、戦後がどのような時代であったのか、また当時の日本人がどのような気持ちで生きていたのかを知る上でも貴重な著書といえるのではないでしょうか。(西荻図書館作成)

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テーマ資料

杉並区立図書館がおすすめするテーマ資料です。時の話題に関する本や、日々の暮らしの疑問・問題を解決する手がかりとなるような本を、 テーマごとに掲載しています。

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以下のリストを作成いたしました。どうぞご覧ください。

社会・時事特集「短歌のあゆみ展(中央図書館 1階特別展示企画)」

中央図書館では、1階特別展示コーナーにて、9月9日(土)~12月6日(水)まで、奈良時代から現代までの短歌のあゆみを紹介する企画展を行いました。
和歌集や歌物語の写本の複製や、杉並ゆかりの歌人の歌集などを展示する他、「食べ物」「科学」「介護」など様々なテーマに沿って編まれた現代の歌集や、 子ども向けの短歌関連本、短歌を学びたい方のための入門書などもご用意いたしました。
今回は、そのリストを掲載しています。
どうぞこの機会に、短歌の世界の面白さに触れてみてください。
 

展示

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