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本の紹介

おすすめ図書バックナンバー

絶望名人カフカの人生論

絶望名人カフカの人生論

フランツ・カフカ/著 頭木弘樹/編訳  飛鳥新社

1883年ボヘミア王国(現在のチェコ共和国)で、裕福なユダヤ人商人の息子として生まれた著者のフランツ・カフカは、とりたてて不幸な境遇ではない人生を送っていながら、敏感すぎるがゆえに次から次へと溢れ出る自己否定を書き続けました。
 変わったタイトルに惹かれ手にとった本書は、カフカが書いた日記や手紙の背景や状況を編訳者の頭木氏が解説する形式です。彼は、20歳の時に突然難病にかかり医師から「一生治らない、働くことも無理」と告げられます。長い闘病中、カフカの書いたものが傷心の支えになった経験から、絶望の真っ只中では前向きな言葉より、底なしに暗い言葉の方がむしろ心に響く…と文学紹介者の道を選びました。とことんネガティブなカフカの名言と頭木氏の視点の結びつきが面白く、読後は不思議とさわやかです。
 コロナ禍が降りかかって以降、世界中が思わぬ形で変化してしまった一年でした。気分がふさぎ、絶望的な考えに傾きがちな今こそ、読んでほしい一冊です。           高井戸図書館作成

本の中のすぎなみバックナンバー

私が作家になった理由

私が作家になった理由

阿刀田 高  日本経済新聞出版社

本書は、短編小説の名手、阿刀田高さんの自伝的エッセイである。
小学四年生まで杉並で過ごし、疎開した後に舞い戻り杉並の高校へ通ったそうで、その当時の日常生活も知ることができる。
なぜ本が好きになったのか?
幼い頃より言葉遊びに関心があり、本に興味を覚え親しんでいたという。とはいえ、身近に本がたくさんある時代ではなかったので、仕方なく父の本棚にあった落語全集を読んでみたり、その縁で古典文学に関心をもったりした。多くの小説を愛読はしていたが、自分には小説を書く能力はないと考えていた。
おもしろいと感じるものに没頭し続け、時に迷ったり、選んだり、努めたりしてきた著者の半生が、シンプルで軽妙な語りで綴られている。
 これまでに、ギリシャ神話や旧約・新約聖書についてのエッセイ風の解説書、古典の入門書など、幅広いジャンルの作品を発表している。その創作活動の原点とユーモラスな素顔に触れることのできる一冊だ。
 
(宮前図書館作成)

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