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調べもののしかた ― パスファインダー 基礎編その2 ―

図書館で調べものをするときに、役に立つ図書やデータベースをご紹介します。

  • ここで取り上げた資料の詳細は、図書館の蔵書データベース(図書館ホームページの場合、トップ>「資料を探す(詳細検索)」)で検索の上、ご確認ください(資料によっては、館外貸出ができないものがあります。また、出版年などの書誌情報が異なる場合があります)


【目次】

杉並区について調べたいとき

歴史情報を調べたいとき

地理情報を調べたいとき

人物情報を調べたいとき

企業情報を調べたいとき

統計情報を調べたいとき

法律情報を調べたいとき

図書館で使えるデータベースのご紹介(百科事典、新聞、雑誌記事索引など)

杉並区について調べたいとき

例)杉並の歴史や史跡について調べたい
『新修 杉並区史』〈全4冊〉
(東京都杉並区役所/編集・発行、1982年)
杉並区の古代から現代までの歴史を詳細に解説。文献史料や図、表が豊富に掲載されており、杉並区の歴史を知るための基本資料。
『杉並風土記』〈全3冊〉
(森泰樹/著、杉並郷土史会/発行、1977・1987・1989年)
杉並区内を江戸時代の旧二十ヶ村に分け、現町名と対比しながら、各村の地名の由来や歴史、伝説などを記述。写真も掲載。
『杉並区史跡散歩』
(大谷光男・嗣永芳照/著、学生社/発行、1992年)
杉並区にある神社仏閣や遺跡などの史跡を巡る、10種類のコースが紹介されている。巻末には、名墓一覧・石仏一覧を掲載。
『杉並区史跡散歩地図』
(杉並区教育委員会生涯学習推進課文化財係/発行、不定期刊)
杉並区の史跡を巡る散歩コースを掲載した地図。杉並区のホームページでも公表されています(→「史跡散歩地図」)。
例)杉並の昔の写真が見たい
『目で見る杉並区の100年』
(郷土出版社/発行、2012年)
生活感あふれる懐かしい写真と詳しい解説で、杉並区の100年を振り返った資料。
『杉並区の昭和 写真アルバム』
(いき出版/発行、2019年)
昭和期の杉並区を写した写真約600枚を収録。当時の街並や商店街、学校などが見られる。
例)杉並の昔の地図が見たい
『「杉並の地図をよむ
-描かれたもの 隠されたもの-」
展示図録 区政施行70周年記念特別展』

(杉並区立郷土博物館/発行、2002年)
杉並区立郷土博物館の展示図録。地域ごとの地図が年代順に収録されており、土地の変遷を読み解くことができる。
例)杉並の行政について調べたい
『杉並区勢概要』
(杉並区総務部広報課/編集・発行、1950年~)
自然、世帯と人口、産業構造、文化と伝統、歴史と年表、区政の仕組みや取り組みなど、杉並区の概要をコンパクトにまとめた資料。
例) 杉並の自然について調べたい
『杉並区みどりの実態調査報告書』
(杉並区都市整備部みどり公園課/編集・発行、5年ごとに刊行)
杉並区みどりの条例に基づき実施している、 区内のみどりの実態を把握するための調査。緑被率や樹木の種類・本数、壁面緑化や屋上緑化の状況を調べることができる。

 

おすすめメモ
  • 図書館では、杉並区に関する資料(郷土資料、行政資料)を収集しています。
    中央図書館1階の「地域資料・参考図書」コーナーにその多くを所蔵していますので、ぜひご利用ください。
  • 最新の行政資料の一部は、杉並区のホームページでも公表されています。
    「杉並区」ホームページ (トップページ>区政情報)

歴史情報を調べたいとき

例)日本史の出来事について調べたい
『国史大辞典』〈全17冊〉
(国史大辞典編集委員会/編集、吉川弘文館/発行、1979~1997年)
考古学・人類学・国文学・宗教などの広範な分野の項目を収録し、各項目を歴史的側面から詳細に解説している。図版や系図が豊富で、参考文献も記載されている。
例)昔のニュース・新聞記事について調べたい
『昭和ニュース事典』〈全9冊〉
(昭和ニュース事典編纂委員会/編集制作、毎日コミュニケーションズ/発行、1990~1994年)
昭和時代当時の新聞記事を、歴史上の事件などのテーマ別に収録。当時の新聞が事件をどう報道したかがわかる。『明治ニュース事典』・『大正ニュース事典』も所蔵。
例)過去にあった天災・人災について調べたい
『日本災害史事典 1868-2009』
(日外アソシエーツ編集部/編集、日外アソシエーツ/発行、2010年)
明治元年から平成21年までに発生した自然災害や交通事故、医療事故などを年月日順に収録。各項目には発生場所と被害内容を掲載。
『昭和災害史事典』
『平成災害史事典』
(日外アソシエーツ編集部/編集、日外アソシエーツ/発行、1993~2019年)
昭和期・平成期に起きた災害を年月日順に収録。概要や被害の規模がわかる。
例)自分の家の家紋の由来・意味を調べたい
『日本家紋総鑑』
(千鹿野茂/著、角川書店/発行、1993年)
全国各地の家紋の図版を多数収録。家紋の由来・形状、その家紋を使用する氏族とその分布などの解説も掲載。
例)身近なモノの歴史を調べたい
『年表で見るモノの歴史事典』〈全2冊〉
(ゆまに書房/発行、1995年)
私たちが日々の暮らしの中で目にする靴や石鹸、トイレ、箸、公園など、さまざまなモノについて書かれた年表を、各研究書から抄出・集成したもの。
例)さまざまな国・地域について調べたい
『○○を知る事典』シリーズ
(平凡社/発行)
各国・地域の歴史、社会、文化などを知ることのできる総合事典。『アメリカを知る事典』『東南アジアを知る事典』などがある。
『○○を知るための××章 エリア・スタディーズ』シリーズ
(明石書店/発行)
各国・地域の事情を幅広く解説するシリーズ。『カナダの歴史を知るための50章』『フィリピンを知るための64章』など、多数刊行されている。

地理情報を調べたいとき

例)ある土地の概要や歴史について調べたい
『角川日本地名大辞典』〈全49冊〉
(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編集、角川書店/発行、1978~1990年)
47都道府県ごとに各巻をあて、それぞれ総説・地名編・地誌編・資料編を設けている。地名編では、古代から近代までの地名を網羅的に収録し、詳細な解説を加えている。
『日本歴史地名大系』〈全52冊〉
(平凡社/発行、1979~2005年)
近世の独立村名と町方の町名を基本とし、歴史的な地名を網羅的に収録。典拠となる文献を示しながら、詳細に解説している。
例)地名の読みかたを調べたい
『全国地名駅名よみかた辞典』
(日外アソシエーツ編集部/編集、日外アソシエーツ/発行、2016年)
日本全国の地名・駅名の読みかたを示した辞典。市町村合併による地名変更・消滅にも対応している。
『現代日本地名よみかた大辞典』〈全7冊〉
(日外アソシエーツ/編集・発行、1985年)
全国の地名とその読みかたを示し、所在地名を付記している。一文字目の漢字の画数順で排列。
例)外国の土地について調べたい
『世界地名大事典』 〈全9冊〉
(竹内啓一/総編集、朝倉書店/発行、2012~2017年)
世界各地の地名を解説。旧称・通称などの別名も含めて幅広く採録しており、景観・風景の写真なども多数掲載。

人物情報を調べたいとき

例)日本の人物について調べたい
『人物レファレンス事典』シリーズ
『日本人物レファレンス事典』シリーズ

(日外アソシエーツ/編集・発行)
日本の人物について概要を知ると共に、その人物が掲載されている事典(人物事典・百科事典・歴史事典)を検索できる。「古代・中世・近世編」「明治・大正・昭和<戦前>編」など時代別の巻や、「教育篇」「医学・医療・福祉篇」など分野別の巻がある。
『現代日本人名録2002 新訂』〈全4冊〉
(日外アソシエーツ/編集・発行、2002年)
2001年11月時点で現存する学者・経済人・政治家・スポーツ選手など、さまざまな分野で活躍する人物を五十音順に収録。各項目には、職業・生年月日・学歴・経歴・連絡先などを掲載。
例)外国の人物について調べたい
『西洋人物レファレンス事典』シリーズ
『東洋人物レファレンス事典』シリーズ

(日外アソシエーツ/編集・発行)
外国の人物について概要を知ると共に、その人物が掲載されている事典(人物事典・百科事典・歴史事典)を検索できる。「古代・中世編」「近世編」など時代別の巻や、「経済・産業篇」「スポーツ篇」など分野別の巻がある。
『現代外国人名録 2020』
(日外アソシエーツ/編集・発行、2020年)
日本で広く知られているさまざまな分野の外国人を収録。各項目には、職業・国籍・生年月日・専攻分野・学歴・経歴などを掲載。
例)人物の写真や肖像画を見たい
『日本肖像大事典』〈全3冊〉
(山口昌男/監修、日本図書センター/発行、1997年)
古代から現代までの、各分野で活躍した人物の肖像画や肖像写真を中心とした事典。人名の五十音順で排列され、簡単な解説も掲載。
例)人物の名前の読みかたを調べたい
『姓名よみかた辞典 姓の部・名の部』〈全2冊〉
(日外アソシエーツ/編集・発行、2014年)
難読の姓・名、読み誤りやすい姓・名を収録し、「姓の部」・「名の部」の2分冊にしたもの。各項目では、読みかたに加え、実例として実在の人物の人名と職業を掲載。
例)好きな作家について知りたい
『現代日本執筆者大事典 第5期』〈全4冊〉
(紀田順一郎/編集、日外アソシエーツ/発行、2015年)
各分野で2003年から2015年までに執筆活動をした人物を収録。各項目には、職業・専門分野・連絡先を記し、著書・雑誌記事などの文献リストも記載されている。
例)小説に出てきた戦国武将のことを調べたい
『戦国人名辞典』
(戦国人名辞典編集委員会/編集、吉川弘文館/発行、2006年)
戦国時代を生きた大名やその家臣、商人や百姓、女性たちを収録した人名辞典。各項目末尾には参考文献を付記している。
例)ある架空の人物が何の物語に出てきたか調べたい
『日本架空伝承人名事典 新版』
(大隅和雄/編集委員、平凡社/発行、2012年)
記紀神話の神名から近世末までの架空人物や、民衆や作者の想像力で変形加工された実在の人物を、五十音順で排列したもの。各項目は、解説と原典の引用部分からなる。

企業情報を調べたいとき

例)ある企業について調べたい
『帝国データバンク会社年鑑』
(帝国データバンク/発行、年刊)
全国の銀行および企業の情報を収録。各項目には、本社・事業内容・事業所・役員・主要取引先・株主構成などを記載している。
例)官公庁の職員について調べたい
『職員録』 〈全2冊〉
(国立印刷局/編集・発行、年刊)
官公庁の係長級以上の職員名簿。上巻では国・独立行政法人、下巻では地方公共団体の職員を収録。
例)過去の企業名から現在の該当企業を探したい
『企業名変遷要覧』 〈全2冊〉
(結城智里/編集、日外アソシエーツ/発行、2006・2015年)
国内主要企業を現在の企業名の五十音順に排列。各項目には、社名変更・経営統合などの変遷内容と変遷年月を記載。巻末の社名索引により、過去の企業名から現在の企業名を検索できる。

統計情報を調べたいとき

例)日本の主な統計を知りたい
『日本統計年鑑』
(総務省統計局/編集、日本統計協会/発行、年刊)
日本の国土・気象・人口・世帯・賃金・教育・文化などの広範な分野にわたり、重要な統計を網羅的かつ体系的に収録したもの。
『日本の統計』
(総務省統計局/編集、日本統計協会/発行、年刊)
日本の国土・人口・経済・社会・文化などの基本的な統計を選んで体系的に収録したもの。
『日本国勢図会』
(矢野恒太記念会/編集・発行、年刊)
日本の社会・経済情勢を表とグラフで解説すると共に、国土・気候・人口・工業・財政など、さまざまな分野の統計を収録。
例)日本の社会の移り変わりを調べたい
『数字でみる日本の100年 改訂第7版』
(矢野恒太記念会/編集・発行、2020年)
明治以後100年の日本の社会・経済の移り変わりを、様々な統計を元に把握できるようにしたデータ集。
『日本長期統計総覧』 〈全6冊〉
(総務省統計局/監修、日本統計協会/発行、2006年)
日本の主要な統計を収集し、明治初期から平成15年頃までの長期にわたる時系列データを総合的・体系的に収録したもの。
例)日本の特定の地域の人口を調べたい
『住民基本台帳人口要覧』
(国土地理協会/発行、年刊)
住民基本台帳に記録された前年度の市区町村別人口・世帯数・人口動態を収録。各市区町村の年齢別・男女別の人口などを記載。
例)世界の主な統計を知りたい
『世界統計年鑑』
(国際連合統計局/編集、原書房/発行、年刊)
国際機関および各国の関係機関から収集したデータに基づき、各国・各地域の社会・経済活動に関する国際統計を掲載。
『世界の統計』
(総務省統計局/編集、日本統計協会/発行、年刊)
国際機関の統計書などを元に、世界各国の経済・社会・文化などの状況を知るための基本的なデータを収録。
『世界国勢図会』
(矢野恒太記念会/編集・発行、年刊)
世界の社会・経済情勢を表とグラフで解説すると共に、各国政府や公的機関・業界団体が公表したさまざまな分野のデータを収録。

おすすめメモ

近年の統計情報の多くはインターネットでも公表されています。 以下のホームページもあわせてご参照ください。

法律情報を調べたいとき

例)省庁から発行されている官報を見たい
『官報』 法律、政令、条約等の公布をはじめとして、国の機関としての諸報告や資料を公表する、国が発行する日刊紙。
★一部はインターネットでも公開されています(→「インターネット版官報」)。また、官報はデータベースでも検索できます。次項の「図書館で使えるデータベースのご紹介」をご覧ください。
例)ある法律の条文を調べたい
『六法全書』
(有斐閣/発行、年刊)
現行成文法中の六大法典(憲法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法)などの主な重要法令を収録。
例)他の国々の憲法にはどのようなものがあるか調べたい
『世界の憲法集 第5版』
(畑博行/編集、有信堂高文社/発行、2018年)
アメリカ・中国・フランス・インドなど世界20カ国の憲法を集成したもの。各憲法の冒頭には、訳者による解説を付記。
例)基本的な法律用語について調べたい
『法令用語辞典 第10次改訂版』
(角田 禮次郎/共編、学陽書房/発行、2016年)
憲法を始め各分野にわたる法令用語の一般的な意味内容を解説。

おすすめメモ

近年の法令情報の多くはインターネットでも公表されています。以下のデータベースもあわせてご参照ください。

図書館で使えるデータベースのご紹介(百科事典、新聞、雑誌記事索引など)

図書館では、百科事典、新聞、雑誌記事索引などのデータベースを使って調査することもできます。
詳しい利用方法については、利用案内>インターネット閲覧用パソコンのページをご参照ください。

例)百科事典など、基本的な事典類をまとめて検索したい
『ジャパンナレッジ Lib』 百科事典・人名事典・現代用語の基礎知識などの事典類をまとめて検索できる。
『ブリタニカ・オンライン・ジャパン』 日本語の『ブリタニカ国際大百科事典』や英語の『Encyclopædia Britannica』の検索ができる。
例)過去の新聞記事を見たい
『ヨミダス歴史館』 読売新聞記事の検索ができる。
『朝日新聞クロスサーチ』 朝日新聞記事の検索ができる。
『毎索』 毎日新聞記事の検索ができる。
『日経テレコン21』 日経新聞記事や経済情報の検索ができる。
例)過去の雑誌記事を見たい
『マガジンプラス』 雑誌記事の書誌情報の検索ができる。
例)過去の官報を見たい
『官報情報検索サービス』 官報情報の検索ができる。
例)判例や法令の情報を知りたい
『D1-Law.com』 判例や法令の検索ができる。
例)オンラインで利用できる図書や雑誌を調べたい
『国立国会図書館デジタルコレクション』
(デジタル化資料送信サービス)
国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な資料の検索ができる。

おすすめメモ

以下は、さまざまな資料やデジタルアーカイブを横断検索できる主なデータベースです。ご自宅のパソコンからもご利用いただけますので、ぜひご活用ください。

  • 「ジャパンサーチ(JAPAN SEARCH)」
    →図書館、美術館、博物館など、幅広い分野のデジタルアーカイブのコンテンツを、まとめて検索・閲覧・活用できる「国の分野横断型統合ポータル」です。
  • 「CiNii Research」
    →学協会刊行物、大学研究紀要、国立国会図書館の雑誌記事索引などに収録されている学術論文を検索できる、国立情報学研究所のデータベースです。また、「CiNii Books - 大学図書館の本をさがす」では、全国の大学図書館等が所蔵する資料(図書・雑誌)の情報を検索できます。

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