毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
6月のいま、この本

「いまどきの若者」の150年史(ちくまプリマー新書519)
「いまどきの若者は」無気力?(疑問符)受け身?(疑問符)それともゆとり?(疑問符) そんな風に言う大人だって昔は若者だったでしょ?(疑問符) 「若者」という概念が登場してから約百五十年、この間に日本では様々な若者論が展開してきました。本書では明治時代から現在に至るまでの若者論をひもとき、今の十代の生きづらさについても触れていきます。今、大人になることに不安や疑問、焦りを感じ、大人と子どものはざまで悩む人たちに届いてほしい一冊。 (柿木図書館作成)

本当に危ない闇バイトの話 あの時こうしなければ・・・
「闇バイト」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないかと思います。普通のアルバイトのように見えることもありますが、犯罪につながる危険な行為です。
この本は、言葉巧みにだまされたり、知らない間に犯罪に関わってしまったりという実際にあった話をもとにしたマンガで闇バイトの手口や怖さを紹介しています。
一生を棒に降らないためにも、自分は大丈夫だと思わずに一度読んでみてはいかがでしょうか。
(柿木図書館作成)

学校では教えてくれないシェイクスピア 「名作」と友達になる
「ロミオとジュリエット」などのタイトルは知っていても、シェイクスピアについてはよく知らないという人も多いはず。この本では彼の作品を、むずかしい古典としてではなく、男女の考え方の違いや差別、偏見といった今の自分たちの問題と結びつけて読みといていきます。「この映画の元ネタはシェイクスピアだったのか」という発見もあり、ぐっと身近に感じられます。登場人物になりきったり、演出プランを考えたりしながら、楽しく読める一冊です。 (柿木図書館作成)

生きるチカラを育てるレッスン これから大人になる君に
この本は、子どもたちがこれから大人になるときに、困らないためのヒント集です。たとえば、ものごとをうまくやりとげるための方法や、目標を具体的に決めて少しずつがんばることの大切さを学ぶなど、「どうやって生きていけばいいのか」がわかりやすく書かれています。自分らしく大人になるために、やさしく背中を押してくれる本です。
著者はイギリス人で、現在9か国語に翻訳され出版されています。
(柿木図書館作成)
5月のいま、この本

どうして戦争しちゃいけないの? 元イスラエル兵ダニーさんのお話
「武器ではなく、心を使おう。」そう語るのは、イスラエル出身の著者ダニー・ネフセタイさん。この言葉には“自分だけでなく、周りの人も幸せになる道を選ぼう”との思いが込められています。高校卒業後、徴兵制によりイスラエル空軍に所属していたダニーさん。退役後は日本に移住し、穏やかに暮らしていました。ところが2008年、祖国がガザ地区を攻撃。大勢の子どもが巻き込まれるようすを見て胸を痛めて以来、平和を願い日本を拠点に反戦を訴えています。彼とともに、“武器を持たない勇気”について考えてみませんか。

ネットでいじめられたら、どうすればいいの? 5人の専門家と処方箋を考えた 14歳の世渡り術
かつてネット上で誹謗中傷を受けた経験を持つタレントの春名風花さんが、弁護士、いじめ探偵、精神科医ら5人の専門家と対談。いじめに遭ったときの相談先やつらい気持ちを抱えたときの心の守りかたなど、自身の体験を交えながら具体的な対処法を探ります。何気ないひと言がトラブルを生むこともあるSNSとどう向き合えばよいのか。いま悩みを抱えている人はもちろん、そうでない人も誰かを傷つけないためにも読んでおきたい一冊です。

教室のハルモニア
春の体育祭が済んだ頃、転校生の九十九友花によってクラスの人間関係が動き出します。教室に漂う不穏な空気にも動じない友花には、ある秘密があります。本作では、教室という閉鎖的な世界で起きるマウンティング、それを敏感に読み取りながら築いていく友人との複雑な関係と心情が描かれます。中学2年生の登場人物たちが何を思い、どう変化していくのか。揺れ動く心の機微を俯瞰的にとらえながら読み進めることができます。
4月のいま、この本

聞こえない羽音
感音性難聴になり、大好きだったバドミントンを諦めかけていた中学2年生の涼宮花音。そんな彼女がデフバドミントンとの出合いをきっかけに、再び前へ進もうと立ち上がる物語です。失意の中から一歩を踏み出し、新たなパートナーとともに挑戦を重ねていく花音の姿に、勇気をもらえる一冊です。

宇宙にヒトは住めるのか(ちくまプリマー新書 512)
宇宙に住むー。この本では、実際に宇宙で暮らすことになった時に予想される様々な課題について、現在どこまで研究が進んでいるのか、を具体的に知ることが出来ます。例えば、食料はどうするのか、栽培するのか、住宅はどう建てればいいのか、月などの星の上で暮らすことと、宇宙空間で暮らすことはどう違うのか―など。私達の知らないところで密かに進んでいる宇宙開発研究の最前線に驚かされること間違いなしの1冊です。

「面白い!」を見つける 物事の見え方が変わる発想法(ちくまプリマー新書 509)
「何か面白い事ないかなぁ」と思っていませんか?実は見方を少し変えるだけで、日常の中にも「面白い!(感嘆符)」は沢山隠れています。例えばいつもと違う道を通ってみる。見慣れた風景に新しい発見があるかも。人と同じ感じ方をしなくても大丈夫。自分が「面白い!(感嘆符)」という感性が大切。でもそれを誰かに話して「たしかに!(感嘆符)」「それヤバいね」と共感してくれた時、面白さは何倍にも広がります。自分の「面白い!(感嘆符)」を見つけてみませんか。
3月のいま、この本

赤い蝋燭と人魚
海沿いにあるロウソク屋の老夫婦に拾われた美しい人魚の娘。彼女の描く絵には不思議な力が宿り、その噂は次第に広がっていく。ついに噂は行商人の耳にも入り、娘を手に入れるため、老夫婦に揺さぶりをかけ始める。有名ゲームのキャラクターデザインを手がけた「しきみ」による美麗なイラストと、「小川未明」による仄暗い童話をぜひお楽しみください。

おいしい!がわかる 小学生からのお菓子の科学
実は料理のすべては化学反応です。本書では、小中学校の理科で習う内容を中心に「美味しい」の理由を科学で紐解きます。手順ごとに写真付きで解説しているため、料理が初めてでも安心して取り組める親切なレシピ本です。クッキー、プリンなどの基本的なお菓子をはじめ、キラキラの琥珀糖や色のかわるパンケーキまで、好奇心をくすぐるメニューが盛り沢山です。料理と科学の関係を理解すれば、どちらももっと楽しくなるのではないでしょうか。

水木しげる戦記漫画名作コレクション 水木しげるの体験
妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるは戦地で片腕を失いました。敵におびえ、まともに寝られず、常に飢え、傷口に蛆が沸いてもどうすることもできません。戦友の死、軍内でのいじめ、絶望的な戦況。本作は作者の壮絶な体験をもとに描かれた戦記マンガです。私たちが歴史として学んだ戦争は、過去のできごとではなく、今も世界各地で起きている現実です。教科書だけでは知ることのできない戦争の一端を、本書を通じて感じてください。

防災の超図鑑 すごすぎる天気の図鑑
地震、津波、停電、洪水、落雷など、災害には様々な種類があります。来るべき大災害に備えて防災知識を高めておくことは、決して無駄にはなりません。本書では災害のメカニズムやその予兆、対策について、具体例を交えながら解説していきます。いざという時、未来の自分や大切な人を守るための一冊として、ぜひ手に取ってみてください。

世界の郷土ごはん 75カ国の伝統メニュー
世界各国の風景とともに、75カ国162種類の伝統料理を紹介。ページをめくれば、旅するような気分で各地の味が楽しめます。心惹かれる料理があれば、作り方を調べて再現に挑戦してみるのも楽しみのひとつです。
2月のいま、この本

真昼にも星が光ると知ったのは
周りから「変わっている」と言われてきた夏鈴は、中学二年生にして夢だった親友が出来ます。大切な親友の気を引くため、白杖を扱う男性に声をかけてから、彼女は今まで触れたことのない世界を知ることになりました。そして、親友に向ける気持ちや自分自身のことと向き合うようになります。「知る」ことと「知らない」ことの間には大きな壁があり、誰にでも人に言えない気持ちや事情を抱えていることを、主人公を通して教えてくれる本です。

大学4年間を「応援」に捧げた私が古生物学者になった話
「好きこそものの上手なれ」という言葉を聞いたことがありますか。好きなものに夢中になれることは素敵なことです。けれども、人よりも好きでなければ上手くなれないわけではないし、誰かの好きと自分の好きは違うもので、比べるものでもありません。大学時代を研究ではなく応援に費やし、その経験を生かして古生物学者になった著者が、目標に向けて頑張る人の背中をぐっと押してくれます。

中高生のための表現読本
ふとした時に思わず語り口に引き込まれたり、ぐっと胸を掴むような文章に出会うことがあります。この本の中では言葉の使い方にかかわる技術をレトリックと呼んでいますが、人を惹きつける文章には、レトリックの工夫や配慮が凝らされているそうです。詩やエッセイ、小説に手紙と、様々な文章に出会うことができる本です。好きな文章を見つけたら、今度はあなただけの表現を磨いて、書くことに挑戦してみませんか。
1月のいま、この本

正しく疑う 新時代のメディアリテラシー 新時代の教養
切り取られた情報、かたよった情報、各種メディアで手に入る情報は全てが正しいとは限りません。しかし、そういった情報やツールは、上手に利用することであなたの生活を豊かにしてくれる事もあるのです。まずはこの本で、どんな例があるのか見てみましょう。

国境ってなんだろう?14歳からの「移民」「難民」入門 14歳の世渡り術
国境は色々な理由でもって私たち人間社会が引いた線ですが、自分を守ってくれる線にもなれば、この線のせいで命がおびやかされることもあります。今の世界を見渡してみると不安になってしまうこともあるかと思いますが、これからの世界でどこにいても生きていけるような準備をする助けにきっとなる本です。

サンショウウオの歌が聞こえてくるよ 生物部 こんな部活あります
受験に失敗し、望まぬ中学へ進学した里山あかね。偶然部活動見学に入った生物部で新しい友達、そしてサンショウウオの卵と出会う。なし崩し的に生物部に入部したあかねは、とまどいながらも仲間たちとカエルの育成の楽しさを見出していくが、文化祭での伝統行事『カエルの解剖』の話を聞かされて…。