いま、この本　2015年

8月　

毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。（今月は、阿佐谷図書館が担当）
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。

池澤春菜ほか／著　　河出書房新社

立場の異なる、様々な職業の人が「平和」について述べています。「平和」とはどのようなものか「平和」を手にするにはどうすればいいのか、22個の提案をしています。読み終えた時、言葉にできなくとも23番目の提案があなたの中に生まれているはずです。

直江将司／著　　さ・え・ら書房

赤い小さな果実を鳥が食べ、果実のタネはフンと一緒に落ちていきます。タネが落ちたその場所から動くことなく、樹木は成長していきます。樹木にとって一生に一度の移動のチャンスとなるタネまきに注目し、鳥と樹木に寄りそってきた著者の研究の努力と意味を読んでください。コラムもおもしろいですよ。

谷川俊太郎／著　　PHP研究所

詩人・谷川俊太郎さんが詩について、言葉について、普段の生活について語ったインタビューの書籍化です。詩を書くときにどうやって言葉を選んでいるのか、谷川さんにとって言葉とはどういう存在なのか。言葉で自己表現してみようと思った時の何かヒントになる、そんなお話がつまっているインタビューです。

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