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いま、この本 2016年
8月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、高井戸図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね
翔べ!私たちのコンクール オザワ部長の吹奏楽部物語
オザワ部長/著 学研パブリッシング
吹奏楽部強豪校の東海大付属高輪台高校吹奏楽部に密着取材をして描いたドキュメンタリーだが、よくある強豪校のサクセスストーリーではなく、ごく普通の吹奏楽部員を描いた成長の記録。先生・生徒・保護者や卒業生まで、チーム一丸となって一つの目標に向かい、仲間と一緒に苦悩し成長していくリアルな高校生の青春ドキュメントです!強豪校の練習方法も掲載されているので吹奏楽部必見です!吹奏楽部ではない私も感動しました。
ぼくの短歌ノート
穂村弘/著 講談社
「短歌ノート」というよりも、「短歌ポケットサイズノート」の方が近いかもしれない。朝、普通に起きて、出かけて、帰ってきて、寝る。そんな1日の中にふと見かける日常の一部を寄せ集め、思い思いに歌っている。Twitterにつぶやくように、誰にも言えない秘めた思いやなにげない感動・・・。型はあるけれど型にはまらないそんな短歌が楽しい。読み終わったら外に出かけよう。短歌を歌ってみたくなるかもしれない。
ガマ 遺品たちが物語る沖縄戦
豊田正義/著 講談社
最悪の地上戦場だった沖縄。「ガマ」とは沖縄の方言で自然にできた洞窟のこと。多くがジャングルの茂み中にあった「ガマ」で、亡くなった人々はほとんどが特定できず、遺骨・遺品を探すことすらできていない。戦後70年経った今も、ボランティアの方々が「ガマ」に入り、ガマから掘り出された遺品を返還している。土の下に眠っていた「硯」「目覚まし時計」「アルバム」の声に耳を澄ましてみよう。その人たちの人生の物語が伝わってくる。
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