- ホーム >
- ヤングアダルトページ >
- いま、この本 >
- 2016年 >
- 10月
[ここから本文です。]
いま、この本 2016年
10月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、阿佐谷図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね
ハムレット シェイクスピア名作劇場
ウィリアム・シェイクスピア/原作 斉藤洋/文 あすなろ書房
あの「ロミオとジュリエット」のシェイクスピアが400年以上前に作った劇「ハムレット」を、「ルドルフとイッパイアッテナ」の作者、斉藤洋が小説にしました。お芝居だったお話を小説として読むことで、復讐に溺れる主人公の悲劇をより深く感じることができます。現代まで息づく不朽の名作を読んでみるべきか読まないべきか、それはあなた次第です。
江戸落語図鑑
飯田泰子/著 芙蓉書房出版
江戸を舞台にした古典落語50席を題材に、江戸人の「仕事・遊び・暮らし」を絵解きした解説本です。1席4ページで完結するので、興味のある噺から読み進めていくことができます。350点もの図版や時代背景が分かるコラムがあり、江戸時代を学ぶことで、きっと落語の楽しさが倍増しますよ。シリーズ第2巻「落語国の町並み」も合わせてどうぞ。
『論語』にまなぶ人間の品位
井出元/監修 ポプラ社
『論語』と聞くと、なにやら小難しいイメージがあります。しかし、そんなことはありません。どういう大人になっていこうかと日々、悩んでいるみなさんの手助けになるような本なのです。二千年以上も前から変わらずに伝え続けられている、シンプルな考え方。大人になるために必要な「品位」を身につけて、みなさんも「君子」になりましょう!
「百人一首」七百八十年の謎を解く
山縣知道/著 文芸社
「千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれないに 水くくるとは」有名なこの歌は、なぜ「百人一首」として藤原定家に選ばれたのでしょうか。同じ言葉が使われていたり、平凡な歌が多いと言います。しかし、これを並べてみると…。百の歌を改めて読んでみませんか?その昔、定家がこの百首を選んだ意図が見えてくるかもしれません。
[ここまでが本文です。]