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いま、この本 2017年
8月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、南荻窪図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
13ヵ月と13週と13日と満月の夜
アレックス・シアラー/著 金原 瑞人/訳 求龍堂
おしゃべりで勇敢な12歳の少女カーリー。しかし、ある日魔女に体を乗っ取られ80代のおばあさんになってしまいます。家も家族も失い、周りは誰も信じてくれません。しわくちゃの手、痛む関節、物忘れの激しい頭、それでも体を取り戻そうと奮闘する物語です。外見という強い印象の中で、見た目で判断せず中身を、心を見ることの大切さを教えてくれる1冊です。
お面屋たまよし
石川 宏千花/著 平沢 下戸/画 講談社
「お面屋たまよし」の太良と甘楽は、祭りで面を商う若い面作師(おもてつくりし)。赤ん坊のころに山に捨てられ、天狗たちにひろわれた二人には、表とは別の裏の屋号があった。そこで扱われるのは、なりたいすがたになれるという妖面。その面を必要とする者にだけうわさは届き…。大きな代償を払うことになっても妖面を求める人々。太良たちが出会う、妖面へすがる様々な想いに惹きこまれます。現在5巻まで刊行中の人気シリーズです。
10代のうちに本当に読んでほしい「この一冊」
河出書房新社編集部/編 河出書房新社
角田光代、森絵都、恩田陸など、著名な作家が贈る10代の読者に今読んでほしい1冊をまとめた案内アンソロジー。「本の森へ分け入る」楽しさに触れられる本です。本好き作家による1冊4、5ページの紹介文は、その文章自体の面白さや読みやすさが魅力的です。
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