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いま、この本 2019年
3月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します。(今月は、今川図書館が担当)
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
給食アンサンブル
如月 かずさ/著 光村図書出版
給食は好きですか。大好きなメニューの日は、お昼が待ち遠しいですよね。 七夕ゼリー、マーボー豆腐、黒糖パン、ABCスープ、ミルメーク、卒業メニュー。それはいつもの給食。でも、悩める中学生6人にとって、自分を変えてくれる特別メニューになったのです。 恋や友情、大人への憧れ、自分の存在意義についての悩みは共感でき、読みやすい短編集です。
メディチ家の紋章
テリーザ・ブレスリン/著 金原 瑞人・秋川 久美子/訳 小峰書店
少年マッテオはなぜ盗みをし、盗賊の頭に追われる生活をしているのか? レオナルド・ダ・ヴィンチに助けられ、その工房の一員となったマッテオの成長、いつまでも続く追手からの逃走。友を助ける為、従軍することになったマッテオの将来は? 16世紀のイタリアの歴史のなかで生きていくマッテオの姿に、壮大な映画を見ているような気持ちにさせてくれる一冊です。
街角には物語が・・・・・
高楼 方子/作 出久根 育/絵 偕成社
16歳のピッパは子守のアルバイトをしながら、窓辺から旧市街通りをながめ、街角に行き交う人々の物語を空想します。 8つの物語は不思議で、コミカルで、微笑ましくて、妖しげで。現実と空想が交錯するような物語の世界についつい引き込まれます。人が生活するところには、人の数だけ物語が存在する。人生って、生きるって、意外と面白いのかもしれない。前向きな気持ちになれる空想ファンタジーです。
いのちの食べかた
森 達也/著者 100%ORENGE・及川 賢治/装画・挿画 イースト・プレス
ぼくたちは毎日お肉を食べて生きている。でもお店で売っているお肉はどこからやってくるのだろう。牛や豚は飼育小屋にいることはわかるけど、いつどこで殺され、食べられるように解体され、お肉になるのか、なぜかぼくたちはあまり知らない。少し残酷だけど、お肉について、いのちについて考えさせられる本。
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