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いま、この本 2021年
8月
毎月、杉並区内図書館のYA担当者がおすすめの本を紹介します(今月は、中央図書館が担当)。
在庫状況は、検索して調べるか、図書館の人に聞いてくださいね。
青の読み手
小森 香折/作 平澤 朋子/絵 偕成社
貧民街に暮らす少年ノア。ある日ノアは奇妙な仕事を受ける。修道院から本を盗んで来いと言うのだ。それも、何も書かれていない中身が白紙の本を。その本は古より伝わる秘本「サロモンの書」、選ばれた者だけが読むことができる魔道の書だった。ノアはその本をめぐる人々の思惑に巻き込まれていく。
「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるあなたへ(14歳の世渡り術)
河出書房新社/編 河出書房新社
誰しもときどき不安な思いや消えてしまいたいような気持ちを抱くことがあるかと思いますが、そんなときにそっと寄り添ってくれるのがこの本です。 「死にたいと思ってはダメ?」「他人とうまくやらなくちゃダメ?」など、沢山の心の声たちを、幼い頃に、あるいは今もなお生きづらさと共に生きている、ユーチューバーや文化人類学者といった様々な人達が受け止めてくれます。
図書館で出会える100冊(岩波ジュニア新書627)
田中 共子/著 岩波書店
前作『図書館へ行こう』でみんなを図書館へ誘った著者が、図書館に来て本を読まない小学生に「本は嫌いなの?」と聞くと、「きらいじゃないよ。おもしろい本なら読むよ。」こんな答えが返ってきました。この本は、ためになる本や専門家に評価された本のガイドブックではありません。著者は、興味がわく本、心ひかれる本、みんなそういうおもしろい本を探している。そのお手伝いをするのが私の仕事と言っています。 この本を手に取って、自分にとっての面白い本を見つけてください。
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