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ほんのとくしゅう 2019年
3月 ふるさと
みなさんは「ふるさと」って、しっていますか?
みなさんは生まれたところや大好きな場所ですごしていますか?
世界では戦争や、とつぜんの災害などで、今まで住んでいた場所をはなれなければならなくなった人たちや動物がたくさんいます。
森がなくなったり、海や川がよごれて住めなくなった動物たち。
おとなのつごうで引っ越さなければならない子どももいます。
みんなが安心してくらせる場所って、どんなところなのでしょう?
生まれたところにもどるお話、あたらしい場所をみつけるお話、ほんとうはちかくにあったたいせつな場所のお話などをあつめました。
みなさんのたいせつな「ふるさと」は、どこでしょう?
(成田図書館作成)
うなぎのうーちゃんだいぼうけん
くろきまり/文 すがいひでかず/絵 福音館書店 2014年(えほんみどり)
南の海でうまれた「うなぎのうーちゃん」は、海をおよいで川をのぼり、大きくなってまたうまれた海へとかえっていきます。どうしてあんなに広い海でまいごにならないのでしょう?どうしてずっとおなじところで生活しないのでしょう?うなぎのうーちゃんのながーいお話です。
空の王さま
ニコラ・デイビス/文 ローラ・カーリン/絵 さくまゆみこ/訳 BL出版 2017年(えほんあか)
おひさまのあかるい町からけむりと石炭の町にひっこしてきたぼく。「こんな町きらいだ。ともだちもいないし。」ひとりぼっちですごすぼく。でも、エバンズさんとハトのレースをはじめてから、すこしずつまわりのようすがかわってきたようなきがするんだ。それともぼくがかわったのかな?
いつか帰りたいぼくのふるさと、福島第一原発20キロ圏内から来たねこ
大塚敦子/写真・文 小学館 2012年 (600オ)
2011年3月11日におきたふくしまのじしんとげんぱつじこで、ねこのキティのまいにちはかわってしまいました。おばあちゃんや家族とはなればなれになり、東京でくらすことになったのです。でも東京にはキティがあそんだ野原も畑もありません。ほんとうにあったキティと家族のお話です。
コウノトリはどこへいく
アンドレア・ペトルリック・フセイノヴィッチ/作 岡田好惠/訳 講談社 2009年 (えほんあか)
えんとつの上に巣をつくっていたコウノトリのたのしみは、子どもたちのわらいごえをきくこと。 ところがある日、戦争がはじまり子どもたちはどこかへ行ってしまいました。コウノトリは子どもたちやなかまをさがしにでかけますが…
かいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック/さく じんぐうてるお/やく 冨山房 1975年 (えほんあか)
いたずらをしてこどもべやにとじこめられたマックスは、海をわたって「かいじゅうたちのいるところ」にたどりつきました。そこでかいじゅうたちの王さまになり、たのしくすごしていたのですが、かいじゅうたちがねむってしまうとなんだかきゅうにさみしくなりました。かえろうかな…
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