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ほんのとくしゅう 2020年
12月 うし
今年もあと少しでおわりですね。来年はどんな年になるでしょうか?
今月のほんのとくしゅうは、来年のえとにちなんで、「うし」です。
くいしんぼうなうしにぼくじょうからにげ出すうし。もとは人だったうし。いろいろなうしが主人公のおはなしをあつめました。ぜひ、読んでみてね。(中央図書館作成)
うし
内田 麟太郎/詩 高畠 純/絵 アリス館 2017年(えほんちゃいろ)
うしがうしろをふりかえった うしがいた そのうしろのうしも うしろをふりかえった うしがうしろをふりかえりつづけるとどうなるのでしょう? うしが出てくるほんですが、ほんとうにうししか出てきません!
くいしんぼうのはなこさん
いしい ももこ/ぶん なかたに ちよこ/え 福音館書店 1965年(えほんちゃいろ)
はなこは、とても わがままな こうしでした。ごちそうばかり たべて そだち、むくむく おおきくなりました。はるが きて、おひゃくしょうは、はなこを やまの ぼくじょうへ つれていきました。ぼくじょうには、たくさんの こうしたちが いました。はなこは、そこでも……。
白い牛をおいかけて
トレイス・シーモア/文 ウェンディ・アンダスン・ハルパリン/絵 三原 泉/訳 ゴブリン書房 2008年(えほんあか)
大きな白い牛が牧場からにげてしまった。ざっかやのオーリーさんからもくげきじょうほうの電話があると、父さんはすけっとをたのんで牛をさがした。でも、おりこうな牛はなかなかつかまらない。わたし一人で森に行った帰り、白い牛がいることに気づいた。そうっと近づいて……。
ノロウェイの黒牛
なかがわ ちひろ/文 さとう ゆうすけ/絵 BL出版 2019年(えほんあか)
むかし、ノロウェイというところに、うつくしい三人のむすめがおり、いちばん、すえのむすめは ノロウェイの黒牛とけっこんすることになりました。母親はなげきかなしみましたが、むすめは 黒牛のせにのって でかけてゆきました。
お父さん、牛になる
晴居彗星/作 ささめや ゆき/画 福音館書店 2012年(913ハ)
月曜日の朝、家のたたみの上に牛がどっしり立っていた。それは、きのうの夜まで人間だったお父さん。「…………なんで?」お母さん、お姉ちゃん、ぼくの日常は一変した。お父さんのエサやりや世話、会社の人や近所の人へのいいわけ……。この生活はいつまで続くのか?
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