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ほんのとくしゅう 2022年
5月 木
木々にあたらしいはっぱのめが出てきて、みどりがうつくしい、さわやかなきせつになりました。みなさんがすんでいるところには、どんな木がありますか?しばらくまえには、「さくら」がうすいピンクいろの花をさかせていましたね。いまのじきなら、いけがきなどでうえられている「つつじ」の花がさいています。ちなみに、かきのきとしょかんには、「まめがき」という木があります。ちいさなかきの実もつくんですよ。
みなさんも、木かげにはいったときなど、木をかんさつしてみてくださいね。なにかおもしろい発見があるかもしれません。今月は、「木」の本のとくしゅうです。(柿木図書館)
あたまにかきの木
小沢正/文 田島征三/絵 教育画劇 1998年(えほんだいだい)
むかーしむかし、あるところになまけものの「じろべえさん」がいました。 あるひ、かきのたねをうっかりのみこんでしまいました。なんと、つぎのひあたまのうえに、かきのきが。 おいしいかきがたくさんなり、それをだいすきなおさけとこうかんできて、おおよろこび。でもね・・・。
おおきな きが ほしい
佐藤 さとる/文 村上 勉/絵 偕成社 1971年 (えほんちゃいろ)
おおきな おおきな 木があるといいな。かおるくんはかんがえます。 うーんとふとくて、はしごをかけてのぼるおおきな木。 木の上には こやをたて、夏になったら、秋がすぎたら・・・ ゆめはどんどんふくらんでいきます。
いっぽんの木のそばで
G.ブライアン・カラス/作 いしづ ちひろ/訳 BL出版 2015年(えほんあか)
あるなつのひ、ひとりのおとこのこが、どんぐりをつちにうめました。 やがて、めをだし、木はゆっくりと大きく成長していきます。やがて200年の時がながれ、木のまわりのかんきょうが目まぐるしくかわっていく中、木はどっしりとねをおろし、人々のくらしをしずかにみまもりつづけます。
アンネの木
イレーヌ・コーエン=ジャンカ/作 マウリツィオ・Ǎ.C・クゥアレーロ/絵 石津ちひろ/訳 くもん出版 2010年(えほんあか)
このものがたりの主人公はオランダのアムステルダム市で150年生きている一本のマロニエの木です。第二次世界大戦中、アンネ・フランクの一家がナチスドイツからかくれて生活していたことも窓の外からみていました。 そして、自由に外にでることができなかったアンネも、このマロニエの木が花をさかせるのを見ていたのです。
おもしろ樹木図鑑 びっくり!ヘンテコ!不思議!
林将之/著 主婦の友社 2021年(650ハ)
この木はなにかな?と気になったら、ずかんでさがしてみよう!このずかんは、はっぱや花、実、木の皮の写真いちらんがのっています。はっぱの形やつきかたなどから、木のなまえをしらべられます。それぞれの木のおもしろいじょうほうものっているので、よむのもたのしいずかんです。
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