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ほんのとくしゅう 2024年
2月 てがみ
今回のテーマは『てがみ』です。
さいきん、あなたが、手紙を手にしたのはいつごろでしょうか?
でんわやSNSをつかうことがおおく、手紙を書いたりもらったりがすくなくなりました。とおくにすむ人や、いつもそばにいる人にもふだんくちにだして言えないことも、手紙ならふしぎとすんなりことばにできるかもしれません。そして手紙のように時間をかけて送る楽しみ、もらう楽しみを、本をとおしてかんじてみませんか。きっと あなたもだれかに手紙を書きたくなりますよ。
(下井草図書館作成)
あひるの手紙
朽木 祥/作 ささめや ゆき/絵 佼成出版社 2014年(913ク)
ある春の日、小学校1年生のクラスにふしぎな手紙が届きました。差出人は「たなかけんいちさん」というひらがなをおばえたばかりの24さいの青年です。元気いっぱいの字で「あひる」とだけかかれたそのてがみに、1年生たちは相談して返事をだし、楽しい文通がはじまります。
おてがみほしいぞ
こうまる みづほ/作 丸山 誠司/絵 あかね書房 2022年(913 コ)
「てがみって、もらうとあんなにうれしいのか。おれも、もらってみたいなぁ」てがみをもらった事のないオオカミのギロンは てがみがほしくてたまりません。でも、てがみをだすあいてがいません。「そうだ!自分に書けばいいんだ!」とポストにてがみを入れますが、まっても、まってもてがみが届かない‥。
おりがみ手紙 かんたん!たのしい!手作り手紙
寺西 恵里子/作 汐文社 2012年(750 テ)
「ありがとう」や「ガンバレ」。ちょっと気持ちを伝えたい時ってありますよね。そんな時におりがみてがみがピッタリ。かわいく楽しめる、おりがみてがみの作り方をしょうかいしています。もらった人もよろこんでくれますよ。
もみじのてがみ
きくち ちき/作・絵 小峰書店 2018年(えほんちゃいろ)
むこうの山からねずみにとどいたまっ赤な「もみじのてがみ」。それは、もうすぐ雪がふるよというお知らせのてがみなのです。ねずみは、りすとひよどりといっしょに住んでいる山のまっ赤なもみじをさがしにどんどん進んでいきます。もみじはみつかるでしょうか。
こどもたちへ まどさんからの手紙
まど みちお/文 ささめや ゆき/絵 講談社 2014年(150マ)
大切なことをこどもたちにつたえるのが自分の役目と、100さいをすぎても詩を書き続けた 詩人まど みちお。童謡(どうよう)「ぞうさん」はよく知られる作品です。 そのまどさんがいまから30年前、84さいのときにふるさとの小学生に送った心にひびく 手紙をしょうかいしています。
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