[ここから本文です。]
杉並区図書館ネットワーク講演会「昔話の世界 西欧・中国・日本のシンデレラたち」
2015年9月11日
「シンデレラ」は世界中で語り伝えられてきた昔話です。
映画や絵本の「シンデレラ」は、口伝えの昔話から作られました。
語られてきた歴史も長く、古くは中国の唐時代の書物に記録されています。
これは、西欧に残る一番古い記録より、さらに800年ほどさかのぼる記録です。
もちろん、中国で語られる内容は中国文化に沿っています。娘に素敵な服や靴をくれる
のは、魔法使いではなく、仙女や牛などです。
ちなみに、日本ではヤマンバが助けてくれます。
つまり、語られる土地の文化を反映して、昔話の内容は変化します。
そこで当日は、各地域の「シンデレラ」をとおして見えてくる、それぞれの文化の違いを
お楽しみください。
日時 : 平成27年10月3日(土) 午後2時~3時30分
講師 : 高千穂大学人間科学部教授・立石展大氏
会場 : 中央図書館 地下視聴覚ホール
定員 : 60名(申込順)
申込 : 電話または直接、中央図書館へお申し込みください。
問合せ先 : 中央図書館企画運営係(荻窪3-40-23 電話03-3391-5754)
講師紹介
略歴:浦和ルーテル学院小・中・高等学校教諭、立教女学院短期大学
専任講師を経て、 2014年より現職。専門は日本文学。
とりわけ、日本と中国において、口頭伝承(神話・伝説・昔話・
世間話)の聞き取り調査を行い、比較研究をしている。
著書:「日中民間説話の比較研究」(汲古書院)
共著「中国民話の旅」(三弥井書店)など。
[ここまでが本文です。]