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おすすめ図書 2012年

12月

二人が睦まじくいるためには

二人が睦まじくいるためには

吉野弘/著  童話屋

「さりげない日常」を描いた詩人といえば、吉野弘。「祝婚歌」「夕焼け」「I was born」など、国語の教科書や結婚式のスピーチで、誰でも代表作のいくつかは耳にしたことがあるでしょう。決して甘いばかりではないけれど、確かに愛お しむべき日常のひとこまが、やさしい言葉と手つきですくいとられています。何気なく使っている漢字のなりたちについて、はっと気づかせる詩篇も面白い。タ イトルの「二人」は、夫婦や恋人ばかりでなく、どんな「あなた」と「わたし」の組み合わせとしても読めるはず。吉野弘には、『吉野弘全詩集』(青土社、 1994年)をはじめとして、本書以外にも多数の詩集があるので、お好きなものから手にとってみては?

11月

絵の言葉

絵の言葉

小松左京、高階秀爾/著  青土社

美術館で見る絵画や彫刻も、もとは私たちの日々の営みから生まれてきたものだった、と思い出させてくれる一冊。ラスコーの壁画からキリスト教美術、曼荼羅から歌舞伎まで、今やどんなに日常とかけ離れて見える芸術だって、遡れば、何らかの祈りやメッセージを込めて誰かが刻んだ「言葉」でした。SF作家の小松左京が打ち出す大胆な問いと、美術史家の高階秀爾が挙げる多様な裏付けとで織りなされる対話を小気味よく読んでいくうちに、いつのまにか絵の見方が変わっていることに気付きます。「フランス人は実は絵がヘタ?」「チンパンジーは夕日を見て感動する?」など、面白い話も多数。芸術の秋、この本を片手に、気になっていた美術展に足を運んでみるのもいいかもしれません。

10月

エネルギー問題に効くデザイン

エネルギー問題に効くデザイン

永井一史+30人の若手デザイナーたち/著  誠文同新光社

この本を開くと、一見縁がなさそうな「エネルギー問題」と「デザイン」という組み合わせの意味が、すっと腑に落ちるでしょう。たとえば、思わずこまめに消したくなる照明のスイッチ、エネルギーの出所について考えさせるコンセント、子どもの「元気」を「電気」に変える公園……。これらはすべて、若手デザイナーからの熱い提案です。デザインは、「芸術(美)」と「技術(知)」の交差点にあり、私たちの暮らしを彩ってきました。震災以後、いよいよ差し迫るエネルギー問題を自分のこととして捉え、新しいライフスタイルを目指すために、ちょっとしたデザインが背中を押してくれることがある。そう気づかせ、自分も何かしてみたい、と思わせる一冊です。

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